Soul Travel 〜未来の歩き方〜
金曜日に丸の内で開催されたトークイベント「Soul Travel 〜未来の歩き方〜」を聞きにいってきました。これは、Soul Switchという未来に向けた新しい価値観を探ってくことをテーマとした一連のイベントのうちの一つです。
http://www.soulswitch-m.jp/
このトークはタイトルにもあるように「旅」がテーマで、新しい価値観に気付くきっかけを与えるための旅はどんなものかといった考察がなされました。
パネラーは、沖縄で唯一の民間観光案内所「earthtrip」を運営する中村圭一郎さんと、私が今、受けている民俗学の講師である木戸寛孝先生のお二人です。
木戸先生が提唱する新しい価値観を3つのテーマに分け、それぞれについて中村さんが旅行プラン化しています。
1)生命編
1つ目の新しい価値観へのスイッチは「自然と人間は分離している。」から「人間自身が自然そのもので、自然環境と密接に結びついている。」です。これを体感する旅行が、沖縄の海人(漁師)の文化から海洋民族としての歴史を知り、かつて使われていた木造の船「サバニ」(カヌーに近い)を使って近代的な航海道具を使わず無人島に渡るというものです。
この体験から普段使わない感覚を呼び覚ますというのが狙いです。
2)聖地編
2つ目の新しい価値観へのスイッチは「自我(エゴ)」から「自我の奥底にはあらゆる生命・自然と情報を共有する記憶のソースが存在し、全てのものが相互に結びついている。」です。
この体感は沖縄の神話、アマミキヨとシネリキヨの神話を辿る旅です。うるま市浜比嘉島から始まり、霊域である浜川御嶽とヤハラヅカサを巡り沖縄最大の聖域久高島で完結します。
神話の持つ、人と自然の共通性のメタファーを実際に辿ることで、新たな感覚を得ることが狙いです。
3)平和編
最後の新しい価値観へのスイッチは「国際社会における「主権」は「国家」にある。」から「国家や民族の枠を超えて世界法治共同体を構築する。」です。
沖縄の方言に「いちゃりばちょうでい(出会えばみな兄弟)」という言葉があり、この言葉が示すように沖縄を世界の人々が自由に出入りできる場とし、国境から解放したエリアにできないかといったことを考察します。
この体感として、嘉手納基地周辺の見学することで戦争の現状を知り、2000年のサミットの会場となった万国津梁館と沖縄科学技術大学建設予定地を訪れ、持続可能な未来について世界中の人々が集まって対話する場としての沖縄について考えます。
過去の戦争の歴史を知るだけでなく、現状と世界の人々が協力し合う未来を考察することで、未来につながる持続的な平和を作るという意識を得ることが狙いです。
earthtripでは実際にこのような旅行プランの提供が可能だそうです。私も体験したい気が満々なのですが、もし興味があればこちらを訪ねてみる価値があると思います。
http://www.earthtrip.jp/index.html
ここからは余談ですが、中村さんからサバニを使った無人島への航海の話を聞いた時に、ポリネシア人の伝統的な航海術を復活させたホクレア号の話を思い出したので、イベント終わりにこのことをご本人に伝えると、何とホクレア号の日本就航イベントで沖縄に船長のナイノア・トンプソンを呼んだ本人であることが分かりました。
しかもお二人は互いの家に泊まりに行くほど交流が深く、興味が繋がっていることに感動を覚えました。
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